ホームページを開設しました

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こんにちは。EV 代表の大塚です。
表題の通りですが、この度EVのオフィシャルサイトを開設致しました。
ようやく皆さまにご報告できることを嬉しく思います。



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01.構想自体は独立前から。設計に1年半を費やす。

サイトの構想自体は独立前からあったものの、「中途半端なものをつくるくらいなら無い方がまだマシ」という自分のこだわりのせいで設計に1年半という膨大な時間を要してしまいました。

とにかく納得がいかず、今日に至るまで、自分で設計したサイトを作っては壊すという作業を何度も何度も重ねてきました。
このサイトは5サイト目くらいです。


02.完成度6割の状態で公開。段階的に完成形を目指す。

実は今回公開のサイトは“未完成”です。
構想の6割程度の状態で公開しています。ページも4割ほど削減しています。

というのも、いわゆる“大人の事情”でサイトをいち早く公開しなければならず、やむなく未完の状態で公開せざるを得なかったのです。

今後合間の時間を上手く使って、手が回らなかったページや要素を構成し、中長期的視点でサイトを完成形に近づければと思っています。

03.当初目指していたもの。

初期構想の段階では今とは真逆の白ベースで、無彩色のサイトを目指していました。
というのもEVのオフィシャルサイトで最も見てほしい、そして見られるであろう要素というのは一貫して「制作実績」だからです。

制作実績を強調するため、それ以外の全てのパーツを無彩色でデザインし、緩急や強弱はニューモフィズムでつけるというのが初期の設計計画です。

実際この計画に基づいて、8割近い状態までオフィシャルサイトは制作が進行します。

04.方針転換により、制作長期化へ。

ただ、制作から半年経過したあたりから本業が多忙を極め、多くのお客様と関わる中で仕事に対する価値観が徐々に変化し始め、自身のデザインに納得がいかなくなり始めます。

最初はこの違和感を感じながらだましだまし部分的な補正で修正を試みるも、やはり構造から作り替えたいという結論に至り、自分が作ったものを自分で破壊することになってしまいました。

上図は制作中期の告知バナー。
この段階では制作がここまで長期化するとは思っていませんでした。

制作告知は定期的に行うものの、一向に完成しないことから「サグラダ・ファミリア」と揶揄されることもありました。

05.ユーザーを意識したわかりやすい設計へ。

最終的には一人よがりな自分ワールド全開のサイトからユーザーを意識した見やすいサイトへと作りかえました。

画像を引き立てるため、背景色を白から黒へ変更。
テキストは読ませる箇所とあしらいの箇所を区別し、読ませたい箇所は真っ白ではなく、若干グレーを入れることで背景とのコントラストを軽減し、目に負荷がかかりにくいようにデザインしました。

現段階ですら全ての制作実績をサイトに反映することはできていないくらい制作実績が多く、今後もデータ量は青天井に増加し続けます。

そこで懸念されるのが「ローディング速度」。
せっかく良いサイトを作っても、表示までに時間がかかりすぎればユーザー離脱のリスクが高まります。

様々な工夫をサイトの裏側に施すことで可能な限りデータ容量を圧縮し、サイトの表示速度を高めているのですが、画像を多く用いる本サイトでは圧縮にも限度があります。

そこで本サイトの9割以上の画像を“Webp”を採用しています。



06.小さな心配りが大きな違いを生む。

Webp(ウェッピー)というのは2010年にGoogle社が発表した次世代画像フォーマットです。
発表当初は対応ブラウザの少なさから普及せず、2020年のiOS14のアップデートをもってiPhoneがWebpに対応したことを皮切りに、同年からWebpの名をよく耳にするようになりました。

Webpの最大の特徴は「ファイルサイズが軽いこと」。
主要ファイル形式と比較するとJPGと比較して25~34%小さくなり、PNGと比較して26%小さくなるとのこと。さらに、PNG同様、背景透過にも対応しています。

さらに長年普及しなかった最大の理由である「対応ブラウザ問題」は2022年IEのサポート終了をもって完全に終結。現在世に広く普及するほぼ全ての主要ブラウザがWebpに対応しました。
おそらくこれからWebpがWEBにおける主流となると思います。

本サイトではそんなWebpをほぼ全ての掲載画像で採用することで、サーバー負荷を軽減し、サイトの表示速度を飛躍的に高めています。
画像変換に確かに手間はかかりますが、「塵も積もれば山となる」。
ユーザー様の快適なサイト閲覧のため、手間は惜しみません。
小さな心配りが大きな違いを生むことを私は知っているから。

07.おわりに

フリーランスは固定給ではないため、自分のことに時間をかければその分、本業に回す時間が削られてしまいます。
開業から約2年弱。生活基盤の作成と資金調達に躍起になり、自分のことが疎かになりがちでした。
しかし、これでようやくホームページを作っているくせに自分のホームページがないという不可解な状態から脱することができました。

ホームページがないことで1番悔しかったのは、お付き合いのあるお客様から「大塚くんのことを他の人に紹介したいんだけど何を見せればいいの?」と言われてしまったことです。
これで逃してしまったチャンスもあったように思います。

それでも私は自分が納得のいくものを世の中に発信したいという一心で夜な夜なスキマ時間で制作を進めました。最終的には中途半端な状態でのサイト公開となってしまい、正直悔しさはありますが時間をみつけて今後も制作は続けて、完成形を目指したいと思います。

最後になりますが、サイトの完成は終わりではなく、始まりだと思っています。
ここからまた一歩踏み出し、世の中に少しでも影響を与えられる人間になれればと思います。

今後もご支援をよろしくお願い致します。

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  • この記事を書いた人

    Shun Otsuka

    大塚 舜

    北海道札幌市を拠点とするフリーのクリエイター。
    千葉県で生まれ、関東・関西と全国を転々とし、現在は北海道札幌市を中心に活動中。

    北海道大学卒業。
    大学では心理学を研究していたが、人の心は読めない。大学卒業後、不動産会社に3年間従事し、2022年EVとして独立開業。

    デザイナー・エンジニア・カメラマンの3役を兼務し、大手企業から個人まで多種多様な業種のクリエイティブサポートを行う。

    好きなものはお風呂。苦手なものは高いところ。
    素直で真面目。今年頑張りたいことは早めの確定申告と自炊。

    自称、褒められて伸びるタイプ。