骨が折れたので一時休業します
平素よりEVをご支援いただきありがとうございます。
誠に勝手ながら新規の撮影のお仕事を1ヶ月程度お休みさせていただく運びとなりました。
Index
01.休業の原因は骨折
突然の休業報告でご迷惑をおかけし申し訳ございません。
お話するのもお恥ずかしいのですが、今回の休業に至った原因と経緯をしっかりとご説明させていただきます。
端的にお伝えするとこの度の休業は
肋骨の疲労骨折
が原因です。。。
お仕事中の事故等ではなく、趣味の筋トレで。。。
02.骨折までの経緯
私が過去に書いた記事で最も閲覧が伸びたのが昨年末公開の「体脂肪率1桁を達成しました」という記事です。(クリエイターなのに本業と全く関係ない趣味のブログの閲覧がトップというのも悲しいのですが)
この記事でお伝えした通り私にとってトレーニングは人生にとって不可欠のもので、結果として昨年末に体脂肪率が1桁に到達したというお話でした。
実はこの記事を目にした複数人の方から心配のお声をいただいていました。
ボディメイクは確かに良いことではあるが少し度がすぎているのではないかと。
自分でもこんなトレーニングを毎日続けていれば何か壊れてしまうかもしれないという懸念はありました。
最近は特に大胸筋を重点的追い込んでいました。
ベンチプレスを中心に多角的に胸部を追い込んだ結果、右胸部の肋骨を疲労骨折。
一度に大きな圧力が加わることで生じる通常の骨折と異なり、肉体の継続的な酷使によって生じる「疲労骨折」。
10日ほど前から胸部に激痛が生じ、「痛いな〜痛いな〜」と思いつつもトレーニングは継続。(ただのバカ)
2日ほど経って、ある程度の重量の荷物を持ち上げられないほど症状が悪化。
それでも「まあ、放っておけばそのうち治るだろう」と放置。
更に5日ほど経って症状が全く改善されず、ようやく重い腰をあげて、病院を受診したところ、今回の件が発覚し、最短3週間のトレーニングの禁止をくらってしまいました。
通常のカメラであれば問題ありませんが、ジンバルやモニターなどを使用した撮影では機材を持ち上げることができず、今回一時休業を決断させていただきました。(エンジニア業・デザイン業はお休みしません!)
03.過度なトレーニングは本末転倒
私はマッチョになりたくてトレーニングをしているわけではありません。
ストレスから逃げるためにトレーニングをしています。
常にクリエイティブで在り続けるために、雨の日も風の日も狂ったように毎日ジム通いをしています。
そうしなければ正気でいられないからです。
フリーランスは実質経営者なので、会社員の方では想像がつきにくい不安とストレスがあります。
でも身体を追い込んでいる時だけは日々の不安を忘れ、前に進んでいるような気がします。
とはいえ、本件を通して少し考え方が変わりました。
私にお仕事を発注してくださる方は「大塚だから」という理由で発注してくださる方がほとんどです。
私もその期待に応えるべくいただいたお仕事に全力で向き合います。
しかし、それは健康な心身があってこそ。
私は今私にしかつくれないものをつくっているという自覚があります。
お客さまもそこに価値を見出し、発注してくださいます。
それはすなわち、私が倒れたら代わりを務められる人間がいないということなのです。
「フリーランスは体が資本」などと言ったりしますが、まさにその通りです。
日々の体調管理や鬱予防には注意を払っていましたが、最初に壊れるのが骨だったのは私にとっても予想外でした。
外傷ならばまだしも、折れるまで身体を追い込むのはやはり一線を超えています。
今の私は約50kg。
空腹時の体重は40kg代になってしまいます。
その身体で自分の体重よりも遥かに重い重量を扱うのでそりゃ折れて当然です。
それから「正しいフォーム」を意識すること。
筋肉量を定期的に測定しているのですが、学生の頃の蓄積か私の身体(特に上半身)の筋肉量には左右差があります。
序盤は問題ないのですが、追い込みで疲れてくるとどうしても筋肉量が多く、使い慣れている利き手(右)側を使おうとする癖があるとトレーナーからもここは指摘されていました。
おそらく右半身に圧力がかかりすぎたことで、「右胸部」の肋骨の損傷に繋がったのだと思います。
なにごともその長い歴史の中で見出された「フォーム」があります。
筋トレも同じです。
苦しい時こそ基本に忠実に。限界を超えるような危険な追い込みはせず、ある程度のところできっちりやめる。
もういい大人なので、自分の身体を大切していきたいと思います。
04.ご飯はちゃんと食べたほうがいいという真理
最近は食生活も乱れがちでした。
というのも今年は体脂肪率7%以下までいきたいと考えており、食事制限とまではいきませんが、口にいれるものは自然と気になるようになっていました。
朝は食べないので基本的に2食なのですが、全体的な量がまず足りていなかった。
「ごはんを食べるのは大事」というのはフリーランスの先輩もおまじないのように言っていました。
私は昔から朝食を撮るのが苦手で、幼稚園の頃から朝食を食べるのが苦痛でした。
でもこれからは食べれないまでも、栄養ドリンクをせめて口にするなどやれる範囲での努力をしようと思います。
次にお昼と夜の食事については、内容を見直そうと思います。
基本的に外食(うどんばっかり!)とお弁当が多いので、自炊の頻度を増やしていこうと思います。
いきなり無理しても継続できないことはわかっているので、少しずつ自分のペースで。
特に意識して取り入れようと思うのが
分食
です。
分食というのは1回分の食事を複数回に分けるという手法で、ボディービルダーはもちろん、ダイエットの手法としても取り入れられたりしますね!
今まで脂質は避けてきましたが、分食を取り入れて少しずつ脂質量を増やし、身体を維持しつつちょっとずつ健康になっていこうと思います。
05.おわりに
今回の一件を通して1番意識しようと思ったのが
人の話をちゃんと聞く
ということです。
トレーニングについて「ちょっと危ないんじゃない?」と心配してくれている人が周りにいたのに、きちんとそれを自分の落とし込めなかった自分の落ち度だと思っています。
自分のことって意外とわからなかったりする。
だから客観的に意見をくれる方の声に謙虚に耳を傾け、それを聞いて終わらせるのではなく、やれる範囲できちんと自分の生活に落とし込む。
そうやって周りの力を借りながらさらにさらに成長していきたいと思います。
私はまもなく30歳になります。
貴重な気づきをありがとうございました。
早く治してまた頑張っていければと思います。
Tags
-
この記事を書いた人
Shun Otsuka
大塚 舜
北海道札幌市を拠点とするフリーのクリエイター。
千葉県で生まれ、関東・関西と全国を転々とし、現在は北海道札幌市を中心に活動中。
北海道大学卒業。
大学では心理学を研究していたが、人の心は読めない。大学卒業後、不動産会社に3年間従事し、2022年EVとして独立開業。
デザイナー・エンジニア・カメラマンの3役を兼務し、大手企業から個人まで多種多様な業種のクリエイティブサポートを行う。
好きなものはお風呂。苦手なものは高いところ。
素直で真面目。今年頑張りたいことは早めの確定申告と自炊。
自称、褒められて伸びるタイプ。